被災を受けた子供の姿
こんばんは。
今日の昼はテレビのドキュメンタリー番組を見てました。
東日本大震災で被災した小学生を取材した番組。
当時、インタビューに答える小学生は珍しかったようです。
周りからは『目立ちたがり』などの言葉を投げられたそうです。
その映像は私には必死に堪えて明るく振る舞っているように見えました。
胸がつまり、涙が止まらなくなりました。
今年もインタビューを受けた少年はすでに21歳の青年になってました。
青年は当時の事について『大人の顔をうかがい過ごすような環境だった』と話していた。
この言葉を聞くと、当時少年はどれだけ自分の感情を抑えて明るく振る舞っていたのか。
最も近い親族3名と多数の友達を喪った少年の心は如何程か。
どんな思いをしながら生きてきたのか。
私には想像を絶する。今も書きながら涙が止まらない。
震災のインタビューでこんなに哀しく、切ないドキュメンタリー番組は見たことがありません。
今回インタビューで青年は『生きているが生きていない』と言っていた。
人生で一番多感なこの10年を『生きていない』と言った青年。心の悲鳴。
また青年は『今回のインタビューを最後にしたい』と言った。
私にはこの言葉には今までの言葉よりずっと深い思いがあるように思えた。
今日ここにこの青年のことを書いてよいのか迷いましたが書かせていただきました。